仕事や家庭でなにかと大変な年代となる40代男性。
いろんなことに疲れたときには、映画を観てみてはいかがでしょうか。
とはいえ、数ある映画の中から本当におもしろい作品や、自分の糧となるような体験が得られる作品を探すとなると、なかなか出会えません。
そこで今回の記事では、40代男性にターゲットを絞り、一度は観ておきたい本当におすすめの映画を紹介していきます。
邦画5つ、洋画5つのラインナップです!
なぜこの映画を観るべきなのか、またその映画からどんなことが得られるのかまで詳しく解説。
今よりも人生を豊かにしたいと思う40代男性は、ぜひ最後まで読んでみてください。
そもそもなぜ40代男性は映画を観るべきなのか?3つの理由を紹介
若い年代と違い、40代男性は忙しい日々を送っています。
そんななか、長い時間を使って映画を観ることにどんな意味があるのでしょうか。
40代男性が映画を観るべき理由は、以下の3つが挙げられます。
- 仕事へのモチベーションや仕事の速度が上がるから
- 教養が身につき周りから信頼されるから
- 自身の成長に繋がるから
もちろん映画は娯楽として楽しむものではありますが、だらだらと観て時間をただ”浪費”するのではなく、生産性のある”投資”の時間にするべきです。
映画を観るべき理由を、映画の正しい観かたと一緒に詳しく解説していきます。
仕事へのモチベーションや仕事の速度が上がるから
映画を観るだけで仕事へのモチベーションや仕事の速度が上がる理由は、映画鑑賞が日々のストレスや脳の疲れを軽減してくれるからです。
家庭や職場で忙しくなりがちな40代男性は、いつでも脳をフル回転させているため、身体も心も疲弊しているはず。
そんな状態では、良い仕事ができるはずがありません。
よっぽど余裕のある人でない限り、常にフラットな状態でいるのはなかなか難しい…。
そんなとき、映画を観れば非現実的な世界を感じられるため、ストレスの発散にも役立ちます。
ストレスや脳の疲れが発散できれば、仕事を頑張る力が再び湧いてきますし、新しいアイデアも生み出しやすくなるはずです。
メッセージ性のある映画なら、仕事へのモチベーションにも直接影響しますし、登場人物の行動が自身にインスピレーションを与えてくれることもあるでしょう。
映画を観るだけで仕事へプラスの影響が得られるため、たまには映画を観るべきです。
教養が身につき周りから信頼されるから
映画は、社会問題、ヒューマンドラマ、歴史もの、伝記ものなど、扱うテーマやジャンルがさまざまです。
それらの映画を観ることで、知識や教養を身につけることができ、周りからの信頼が得られます。
特にビジネスシーンでは、知識や教養がある人は上司から評価されやすく、重要なポジションに就きやすくなりますし、部下からの信頼も厚くなるでしょう。
さらに独身男性の場合は、年下の女性から知的な男性として慕われることも!
このように、いろんな年代の人と関わることの多い40代男性は、映画を観ることですべての人間関係に好影響をもたらしてくれます。
自身の成長に繋がるから
映画は主人公の成長や心の変化が描かれることが多いです。
自分自身を主人公に照らし合わせ、感情移入することによって、自身の成長に繋がります。
価値観を再考するキッカケにもなりますし、主人公の行動に自身を奮い立たせられるでしょう。
自身の成長のために映画を観るなら、特に社会派やヒューマンドラマ系のジャンルがおすすめです。
40代男性が観るべきオススメの邦画5選
洋画と違って社会や文化が自国の話となる日本映画は、世界観に親しみを覚えやすいことが特徴です。
本当におもしろい日本映画は、日本特有の美意識や感性が巧みに描かれているため、共感できる要素が多くあります。
今回は、自分自身の人生や社会への考え方、周りの人に対する接し方など、さまざまな面で学びの多い作品を5つ厳選しました。
どの作品も豪華俳優陣が揃っていて、それだけでも観る価値アリです!
お盆の弟
- 監督
-
大崎章
- 出演
-
渋川清彦、光石研、岡田浩暉、河井青葉 他
- 公開年数
-
2015年
- 時間
-
106分
『お盆の弟』は、売れない映画監督が、再起をかけて作品撮りに励む姿を描いたヒューマンドラマ映画です。
モノクロ映像となっているため、好き嫌いは分かれるとは思いますが、人間関係や描かれるドラマが非常にリアルで、思わず登場人物へ感情移入してしまいます。
主人公の渡辺タカシを演じる渋川清彦も当時41歳となる年で、年齢的に近いため、観ていて何か感じられる部分があるでしょう。
家族との絆を改めて感じられたり、人生の中で何が大切なのか気付かされたりする作品で、人生と向き合いたい40代男性におすすめです。
万引き家族
- 監督
-
是枝裕和
- 出演
-
リリー・フランキー、安藤サクラ、松岡茉優、城桧吏、佐々木みゆ 他
- 公開年数
-
2018年
- 時間
-
120分
『万引き家族』は、2018年に開催された「第71回カンヌ国際映画祭」で、最高賞となるパルム・ドールを受賞した、世界的に評価の高い映画です。
とても日本的な映画で、空気は重め、大きな事件やアクションがなく、心の機微が非常に繊細に、かつリアルに描かれています。
家族のあり方が再定義される現代社会についてや、貧困等の社会問題がメインテーマ。
なんでもないような日常風景や些細な出来事が、ただダラダラと描かれるわけではなく、美しく、儚げに表現されています。
家族とは何か、血縁とは何か、個々人の価値観を改めて考えさせられる作品です。
沈まぬ太陽
- 監督
-
若松節朗
- 出演
-
渡辺謙、三浦友和、松雪泰子、鈴木京香、石坂浩二、香川照之 他
- 公開年数
-
2010年
- 時間
-
191分
『沈まぬ太陽』は、山崎豊子のベストセラー小説を、渡辺謙主演で映画化した作品です。
3時間11分とかなりの長尺作品で、映画館で上映された際には、途中で10分間のインターミッション(休憩)が入りました。
「日本航空123便墜落事故」をベースとして書かれた作品で、日本の大手航空会社の労働組合役員として奮闘する男の半生が描かれています。
家族愛や人間の尊厳など、あらゆる感情や思想が強く感じられ、主人公が自分の信念を貫きながらも、悲劇に向かっていく姿は、同じく社会で頑張っている40代男性ならグッと来るものがあるはずです。
シン・ゴジラ
- 監督
-
庵野秀明
- 出演
-
長谷川博己、竹野内豊、石原さとみ 他
- 公開年数
-
2016年
- 時間
-
119分
『シン・ゴジラ』は、ゴジラシリーズ第29作目となる作品で、総監督を務めるのは、大人気アニメ『新世紀エヴァンゲリオン』の監督でもある庵野秀明です。
日本映画にありがちな”セリフとセリフの間にある余計な間”が最大限省かれていて、とても自然に観られます。
日本社会を風刺したようなシーンや、ゴジラが迫る緊迫感のあるシーンがとても良く、カット割りにもこだわりを感じました。
日本神話にまつわることが出てきたり、エヴァンゲリオンを感じるような場面があったり、実はシン・ゴジラを演じていたのは野村萬斎だったりと、ストーリー以外にも楽しめる部分が多いのが嬉しいポイント。
映画としての完成度がとても高い作品なので、話のネタとしても、40代男性が観ておいて損のない作品です。
海賊とよばれた男
- 監督
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山崎貴
- 出演
-
岡田准一、吉岡秀隆、染谷将太、鈴木亮平、綾瀬はるか 他
- 公開年数
-
2016年
- 時間
-
144分
『海賊とよばれた男』は、百田尚樹原作のベストセラー小説が原作の、歴史ドラマ映画です。
出光興産の創業者・出光佐三をモデルにした主人公が、石油業界で奮闘する姿が描かれています。
岡田准一演じる主人公・国岡が自分の信念を貫き通す姿や、家族との絆が描かれるシーンには、心打たれること間違いなし。
当時の日本における時代背景も丁寧に再現されていて、映像も美しく、何よりストーリーに魅入ってしまいます。
自分を奮い立たせたいときに観たい作品の1つです。
40代男性が観るべきオススメの洋画5選
洋画は、現実世界とは異なる世界観が感じられたり、日本ではあまりないようなドラマティックな展開が楽しめたりするのが特徴です。
高い演技力はもちろんのこと、世界屈指のストーリーテリングなど、さまざまな要素が楽しめます。
心を強く揺さぶられるような作品や、没入感の高い作品が多いため、映画に対して非現実感を求めている40代男性におすすめです。
ショーシャンクの空に
- 監督
-
フランク・ダラボン
- 出演
-
ティム・ロビンス、モーガン・フリーマン 他
- 公開年数
-
1994年
- 時間
-
142分
『ショーシャンクの空に』は、スティーブン・キングの中編小説『刑務所のリタ・ヘイワース』を原作とした、刑務所内での人間ドラマを描いた作品です。
ティム・ロビンス演じる主人公のアンディが希望を失うことなく自分らしく居続ける姿や、モーガン・フリーマン演じるレッドとの友情は、観ていて感動を呼び起こします。
自分の信念を貫き通す大切さ、生きる意味、人生を前向きに生きるヒントなど、40代男性が観ても学ぶことの多い作品です。
ブレードランナー 2049
- 監督
-
ドゥニ・ヴィルヌーヴ
- 出演
-
ライアン・ゴズリング、ハリソン・フォード 他
- 公開年数
-
2017年
- 時間
-
163分
『ブレードランナー 2049』は、1982年公開の映画『ブレードランナー』の続編で、前作は今作の出演者でもあるハリソン・フォードが主演でした。
人間そっくりの人造人間「レプリカント」と、それを追う刑事「ブレードランナー」の物語。
前作も観ておくとより楽しめるため、セットで観るのがおすすめです。
今作は映像美と音響効果が素晴らしく、没入感がハンパではありません。
また、ディストピアを描いたSF作品でもあるため、壮大なスケールで描かれる世界感や哲学的なストーリーなど、引き込まれる要素が多数あります。
SFディストピア作品に慣れていないと少々難しいと感じる部分があるものの、独特の世界観にハマる人はとことんハマるでしょう。
マネー・ショート 華麗なる大逆転
- 監督
-
アダム・マッケイ
- 出演
-
クリスチャン・ベール、ライアン・ゴズリング、ブラッド・ピット 他
- 公開年数
-
2015年
- 時間
-
130分
『マネー・ショート 華麗なる大逆転』は、世界経済が崩壊した「リーマンショック」の裏側を描いた作品です。
経済用語や金融商品に関してわかりやすく解説するシーンがあるため、経済に詳しくない人でも楽しく観られて、さらには勉強にもなるでしょう。
主人公が「空売り」という危険な投資に挑戦する過程はとてもスリリングで、スピード感のある編集がその空気感をさらに感じさせます。
歴史や金融経済に関しても学べますし、ハラハラするストーリーは没入感があるので、ビジネスマンならぜひ観ておきたい作品です。
ラ・ラ・ランド
- 監督
-
デイミアン・チャゼル
- 出演
-
ライアン・ゴズリング、エマ・ストーン、ジョン・レジェンド 他
- 公開年数
-
2016年
- 時間
-
127分
『ラ・ラ・ランド』は、2017年に開催された「第89回アカデミー賞」にて全作品内最多となる6部門受賞を果たした、有名なミュージカル映画です。
数あるミュージカル映画の中でも特に高い評価を得ていて、映画のサウンドトラックはオスカー賞を受賞するほど秀逸。
色彩豊かな美術や編集、素晴らしい音楽たちは、それだけでも観る価値があります。
ストーリーは「夢を追う2人の男女の物語」というスタンダードなものですが、ラストシーンのサプライズや、ダンスのデュエットなど、多くの魅力が詰まっていて、ミュージカルに対してあまり興味を抱けない人にもおすすめです。
ニュー・シネマ・パラダイス
- 監督
-
ジュゼッペ・トルナトーレ
- 出演
-
フィリップ・ノワレ、ジャック・ペラン、サルヴァトーレ・カシオ 他
- 公開年数
-
1988年
- 時間
-
173分
『ニュー・シネマ・パラダイス』はイタリアの映画で、名作中の名作です。
劇中の音楽はエンニオ・モリコーネが担当し、美しいメロディーと感情を揺さぶる演奏は、ストーリーをより盛り上げてくれます。
映画館で働く少年の成長や、大人になってからの感傷と郷愁が描かれており、終盤にある映画館のシーンでは、涙すること間違いなし。
いわゆる”名シーン”が多く存在していて、映画好きにとってはまさに”故郷”とも呼べるような作品です。
主人公と同じく、ノスタルジーを感じられる年代の40代男性には、グッと来る部分があるでしょう。
名作と呼ばれる映画なので、教養としても、一度は観ておきたいところです。
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まとめ
今回の記事では、40代男性に特におすすめしたい映画を、邦画5つ、洋画5つのラインナップで紹介しました。
映画は仕事にモチベーションを与え、人生を豊かにしてくれます。
たんなる娯楽ではなく、実のある時間として映画鑑賞をしてみてはいかがでしょうか。
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